Google Workspace のストレージについて

Google Workspace のストレージについて

 

Google アカウントをお持ちの皆さんが普段使っている、Google ドライブや Gmail などの

ストレージ容量について普段から気にしていますか?

 

実は、ストレージ容量の消費仕様が変わっているのです!

大事なデータを保存したいときに、容量が足りない!とならないように、

ストレージ消費対象などや、自分の残ストレージ数などを確認する方法をご紹介しますので、

本ブログを読んで、実際に残ストレージなどを確認してみてください。

 

1. Google ドライブの容量消費の仕様がかわります

 

Google ドライブの容量消費の仕様が、2021 年 6 月 1 日付けで変更になりました。


これまで、Google ドライブのストレージの保存容量は、
Google ドライブ内のファイル、Gmail 、Google フォトのサービスで消費されていました。

2021 年 6 月 1 日からは上述のサービスに加え、以下のサービスも容量消費対象になります。
消費対象のものをご紹介します。

・Google フォトにバックアップされている元の画質の写真と動画

・2021 年 6 月 1 日以降に保存容量の節約画質(旧称: 高画質)または
 エクスプレス画質で Google フォトにバックアップした写真と動画。
 ※2021 年 6 月 1 日より前に高画質またはエクスプレス画質でバックアップした
  写真と動画はすべて、Google アカウントの保存容量を使用しません。

・Gmail のメールと添付ファイル([迷惑メール] と [ゴミ箱] フォルダ内のアイテムを含む)

・Google ドライブ内のファイル(PDF、画像、動画など)

・共同編集用コンテンツ作成アプリ(Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド、図形描画、フォーム、Jamboard など)で作成または編集したファイル

 

ここでご認識していただきたいのが、
2021 年 6 月 1 日より後に作成または編集したファイルは、保存容量が上記の対象のもので消費されます。

2021 年 6 月 1 日より前にアップロードまたは編集したファイルは保存容量は消費されません。

 

現在の容量は、以下のリンクからご確認いただけます。


https://drive.google.com/settings/storage 

 

[合計容量]の[詳細を表示]を開くことで
何がストレージを占めているのかも確認できますので一度確認されてみてはいかがでしょうか。

 

2. Google Workspace のストレージについて(フロントライン含め各プランのストレージ説明)

 

各ユーザーが無料で利用できるストレージの容量は、Google Workspace のプランによって最大で利用できるストレージの容量が異なります。

 

G Suite のプランから Google Workspace のプランまでの容量については以下のとおりです。

 

< G Suite >

 

G Suite Basic

G Suite Business

G Suite Enterprise

ストレージ

30GB / 1 ユーザー

容量無制限

容量無制限

 

※ G Suite Enterprise のサブスクリプションを契約されている方は、

  Google Workspace Enterprise Plus となります。

 

G Suite Basicについては 1 ユーザーあたり 30 GB 、G Suite Business 、Enterprise では容量無制限でご利用いただけます。

 

< Google Workspace >

 

Google Workspace

Business Starter

Google Workspace

Business Standard

Google Workspace

Business Plus

Google Workspace

Enterprise

Google Workspace

Essentials

Google Workspace

Frontline

ストレージ

30GB /

 1 ユーザー

2TB / 

1 ユーザー

5TB /

 1 ユーザー

容量無制限

2TB /

 1 ユーザー

2GB /

 1 ユーザー

 

Google Workspace では、 ユーザーごとに 30 GB ~ 最大 5 TB のストレージの利用が可能で、唯一 Google Workspace Enterprise のプランであればストレージを容量無制限でご利用いただけます。

 

Google Workspace Frontline のプランは、現場従業員向けのコラボレーションツールとなっていますが、1 ユーザーあたり 2 GB のクラウドストレージを利用でき、ファイルをクラウドに安全に保存、バックアップすることができます。 

 

プランごとにストレージ容量を抑えたところで、ストレージ消費の対象を確認していきましょう。

 

3. G Suite から Google Workspaceへ、ストレージの仕様が変わりました

 

Google Workspace に名称が変更されたことで、ストレージの消費の仕様が変更されました。

 

今までは、一人当たり 30 GB、無制限など、ユーザー個人に制限がありました。

しかし、Google Workspace ではプランによっては「ストレージプール」という仕組みを利用するようになり、「一人当たり〇 GB まで利用できる」という概念がなくなります。

 

前項で、Google のストレージは下記のようになっていると記載しました。

 

Google Workspace Business Starter → 30 GB

Google Workspace Business Standard → 2 TB

Google Workspace Business Plus → 5 TB

 

Google Workspace Enterprise →容量無制限

 

ストレージプールが適用されるのは Google Workspace Business Standard 以降のプランとなります。

※Google Workspace Business Starter は今まで通り1人あたり 30GB まで利用が可能。

 

例えば、Google Workspace Business Standard の場合、ユーザーごとに「2TB」利用できます。

これは、「1人当たり 2TB まで利用できる」という記載ではなく、

「ライセンス数× 2TB =全ユーザーが利用できる容量」になっています。

 

利用しようと思えば、1 人のユーザーだけがすべての容量を使うこともできます。

 

具体例を挙げると

 

Google Workspace Business Standard を契約

ライセンス数は 15

 

この場合は 2TB × 15 ライセンスとなるので、30TB 利用することができます。

 

2TB までしか利用できない、という制限はないので、誰かが 30TB すべて利用することができます。

なお、誰かが 30TB すべて利用してしまうと、他のユーザーはメールの受信、ドライブにファイルアップロードができなくなってしまいます。

身近な例でいくと、携帯のパケットの分け合いなどがストレージプールとほぼ等しいと思います。

 

Google Workspace Starter は今まで通り、一人当たり 30 GB までの利用です。

30 GB を超えての利用はできません。

 

このように契約プランによってストレージが変更されるため、貴社の契約プランを確認してみてはいかがでしょうか

 

4. Google Workspace のストレージ消費の対象は?

 

ドライブの容量の消費が変わったことや、各プランの容量、容量がどのように消費されていくかを説明した上で、Google Workspace ではどのようなものが消費されるか説明します。

 

Google Workspace のストレージ消費の対象は

・Gmail 

・ドライブ 

・Google フォト 

の 3 サービスです。

 

本項では上述したストレージプールの仕様に沿って説明します。

 

Google Workspace Business Standard 以上のプランは「ストレージプール」を採用していると記載しました。

 

ストレージプールは全体から容量を少しづつ使っていくもので、一人当たりの制限はなくなっています。

 

また、Google Workspace Business Standard 以上になると、共有ドライブが利用できるのがポイントかと思います。

1 ユーザーあたり 〇TB の記載で、〇TB × ライセンス数になりますよね。

では、共有ドライブはどのような扱いになるのか?と思う方もいらっしゃるのではないのでしょうか。

 

共有ドライブもストレージプールの消費対象となりますので、ファイルをたくさんアップロードすればそれだけ容量を消費します。

共有ドライブのみ無制限!ということではないので、全体の総容量を見ながら、ファイルを管理してみてください。

 

では、このストレージはどこで管理できるのか、を次項にて説明します。

 

5. 残ストレージってどこから確認できる?(ユーザー/管理者)

 

ストレージの確認は、本ブログ「1」でお伝えしたとおり、ユーザーの場合、https://drive.google.com/settings/storage にアクセスすることで合計使用量が確認でき、[詳細を表示]をクリックすることで、使用しているサービスの内訳(ドライブ、Gmail、Googleフォト)を確認することができます。

※[詳細を表示]が表示されるのは、G Suite Basic、BusinessStarterとなります

 

また、ドライブの画面からも確認することができ、[保存容量を管理]が表示されている場合は[保存容量を管理]を、[保存容量を管理]が表示されていない場合は[保存容量]をクリックすることで容量の大きいファイルが一覧で表示されます。

※降順、昇順を切り替えることで容量の小さい順にも並び替えられます

 

 

 

管理者で組織全体の容量をどれくらい使用しているのかは、管理コンソールから確認することができます。

Google の管理コンソール >[レポート](https://admin.google.com/ac/reporting/home)にアクセスすると、[重要ポイント]の画面の[使用中の保存容量]に表示されます。

 

また、ユーザーが個々でどれくらい容量を使用しているかは、Google の管理コンソール >[レポート]>[ユーザーレポート]>[アカウント](https://admin.google.com/ac/reporting/report/user/accounts)にアクセスすることで一覧で表示されます。

[ユーザーレポート]内の右上に表示されている下矢印アイコンをクリックすることで、全ユーザーの使用量の情報が一覧でスプレッドシート、または CSVファイルで抽出することもできますので、ご活用ください。

 

弊社では Google Workspace の運用をサポートしている、カスタマーサクセスチームがございます。

運用にあたり、ご不明な点やお悩みのご相談等ございましたら、以下のページよりお気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。

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